「あと1年の辛抱」

季間に一度のリレーコラム!
トークとはまた違った読み物を綴るパーソナリティーの一面をお楽しみください。

今回は、二ツ森護真 。

”あと1年の辛抱”

山車もお神輿もない三社大祭が2年も続くとは思ってもいなかった。歴史の本を開いてみれば、明治の時代、この祭りは散々な状況の中で産声を上げたようだ。
初めて3つの神社のお祭りが行われた明治19年、八戸ではコレラが蔓延して1318人もの人が犠牲になり、更に小中野で312戸を焼く大火もあった。
三社大祭の名物の一つである山車は、翌20年、疫病が消え去ったことを記念して中心街の民衆が作ったのだという。
7月、仕事が終わって会社を出ると、夕陽の中からお囃子練習の音が聞こえてくる。
疫病に打ちかった証として、八戸の山車が誕生した…。
来年の今頃は、今までにない高揚感が八戸の街中を包み込んでいるだろう。

二ツ森護真

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